![]() 北ヨーロッパの小国エストニアでのニット製品とはどのような物なのでしょうか?
エストニアの会社のブランド名で流通している物もあれば、完全なOEMで各国のアパレルブランド名で販売されている物もあります。その場合はエストニアというのは分からないのですが、実はエストニア製なんですね。 それらのニット製品の多くは比較的設備が整った規模が多きいニット生産メーカーの物で安定して沢山作っているので、私達がエストニアにいかずともどこかで手にする機会があります。そしてもう一つ、 それはエストニア国内以外では余り手に入らないエストニア全国各地の様々な所で小規模、或いは個人で作られているニット製品です。 なぜこれらのニット製品がエストニア国内以外で流通していないのかといえば、その生産形態にあります。 この個人生産者、或いは小規模な設備のニット生産者は完全な手編み、或い昔ながらの手動で木製の機織の機械を使って編み込む、 そして一番普及しているのが少し新しいタイプ手動の編み機を使用して編む、といった方法でニット製品を作っている為どうしても生産性としては低く、 そして生産者によって仕上がりが違い、安定して沢山一度に供給するのが難しくブランドもないのでエストニア国内以外では手に入れる事が殆ど出来ない訳です。 でも実はこの様な小規模、或いは個人でニット製品を作っている人々の中には、出来ればエストニア国内だけでなく外国へ直接販売したいと考えている人も多いのです。 でもその生産方法や、英語圏以外の外国情報は殆ど無い事、在庫が無くなった場合一つのニットセーターやカーディガンを作るのに時間が掛かる事、言葉の壁等があり現実問題としてかなり難しいわけです。でも実はこの沢山いる個人の生産者達が作る少数生産のニット製品にはとても素敵なものがあります。 そしてこの人たちの利点は大量生産には無い独特な柄でオリジナルの物が一つから作る事が出来るという所です。 一度に沢山作っているニットメーカーとしてはある程度オーダーが見込まれるデザインや柄のものに絞り込みますが、個人生産者にとってはその辺りは柔軟に対応できるので、 独創的に万人受けはしないかもしれませんが、色々な発想で各生産者がオリジナルの物を作る事が出来るのです。その為各個人生産者達が作っているニット製品の編み柄の種類は数え切れず、 ボク自身もどれだけあるのかを掴むのは不可能なんです。 ![]() 心温まるエストニアの手編みニットセーター そんな魅力的な個人生産者のニット製品等を日本の皆さんにご紹介する為、選りすぐった生産形態としては両極端ともいえるニットメーカーと個人生産者の代表的存在といえる家庭でニットを作っているおばあちゃんの所をご紹介しています。 その一つ、生産設備の整ったニットメーカーレヴァンディー社の製品は輸出専門で生産している為、実はエストニア国内では殆ど流通していない製品です。ノルディックスタイルのデザインを基調にした仕上がりで、ヨーロッパや北米等で人気の製品です。それをここでご紹介します。 そしてもう一つ、ぼく個人としては特にお薦めしたいエストニア各地にいる女性の個人生産者のニット製品、これは彼女達の作り方の為、 沢山作れないのでエストニアのお土産屋さん等で販売されているのみで、海外では殆ど手に入らないです。 でも本当は彼女達、個人生産者も出来るならばヨーロッパ以外の外国にも売りたいと思っているんです。彼女達の現状を見て、この希望なら日本で叶えられるんじゃないかと言う個人的な気持ちがあり、このぺージで日本の皆さんにご紹介しています。 こちらで紹介しているニット製品の値段は日本等で一般的に販売されている2〜5万円程の北欧等のノルディックスタイルニットと比べてかなり安くなっています。と言うより北欧と言うイメージで売っている所もあるので高めだと言えます。もちろんそれらとボクの所で紹介しているニット製品自体に大きな違いはありません。 なぜそこまで安いのかと言うのは色々とありますが、ただ単純にボクの所では手数料以外の利幅を余り取っていないだけで、通常のショップ等は利潤を追求していますので、高く売れる物は高く販売する訳です、商売だから当然です。ただボクのこのお店の目的の一つは、エストニアの製品の個人輸入の代行サービスで利益を得て終わりという事ではなく、 日本の皆さんに色々な面からエストニアを紹介して、いずれこの素朴で面白いこの国に直接訪れて頂きたいと思っていることです。そう、人生は一度っきりな訳ですし、あんな面白い(特定の人には?)ところを知らないなんてもったいない、、、という事で、何方にでもこのニットを手にして欲しいのでなるべくハードルを下げています。 ボク自身の経験上この素敵な手作りのニット製品の多く支えているのはエストニア全国各地にいる女性を中心が中心、特に家庭のおばあちゃんと言える人達が多いんです。彼女達は編み棒を使い、或いは手動の編み機を使いエストニアの伝統的な柄をはじめ、 独自の柄等を考案しては地道にのんびりと生産しています。デザインは様々ですが、伝統的な雪模様を基調にした物から、動物柄や花模様など様々で、エストニアの代表的な編み模様RISTIKIRI(十字模様)は厄除けやお守りのような思いが込められて編まれていました。 それを身に着けていれば災難を避け、幸運をもたらしてくれると信じられてる様です。 ![]() エストニアのデザインニットは皆さんに温もり与えてくれ、幸運をもたらしてくれるかもしれませんね
大変ご好評頂いていた個人輸入代行サービスは事情あって中止しています、スミマセン、、、ですが、僅かに日本にあるニットの在庫を格安に販売しています。 在庫処分販売ページはこちらです。 VANAEMA
ENDA KNITTING
北欧に位置するエストニア国内の伝統的なニット製品産業を支え続けている典型的な存在である年配女性編み職人(ニッター)が集まったグループです。
一部の国内ニットメーカーを除きエストニアでは彼女達のような個人生産者が自宅、或いは個人の仕事場で一つ一つ丁寧に独自のニット製品を作っています。
その為短時間で一度に沢山のニット製品を作る事が出来ないので、彼女達の様な個人のニット生産者の中にはニット編み職人の友人同士で地域ごとに小さなグループを作ったりして、 お互いに手伝ったり足りない所を補ったりしているのです。 とはいえ、大きなメーカーと競合等とても出来ないので、その殆どはお土産物屋等の小売店に卸し販売する程度にとどまっています。 実に多くの彼女達の様な職人がこの様な状況の中で地道に生産活動をしています。出来ればもっと積極的に色々な所へ販売したいと思っている彼女達を私達は特に応援したく、 エストニア夢工房では、陰で頑張っている彼女達エストニアニット編み職人に代わって少しでも多くの方々へ彼女達が作る素敵で伝統的なデザインとモダンデザインが組み合わさったオリジナルのニット製品を販売する為日本の方々へ直接販売できるサービスを行っています。 彼女達ヴァナエマエンダニッティングでは基本的に小さな手動の編み機を使用し、それぞれのニット製品のデザイン(編み模様パターン)を考案デザインし、手動で編み上げ、 それぞれのパートを手で編んでつなぎ合わせ製品を完成させます。このやり方で生産すると一着のニット製品を仕上げるのに(おばあちゃんなのでマイペースという事もありますが)最低丸二日掛かります。 それともちろん完全に編棒を使って手作業で編み上げる手編みのニットも作っています。もちろんこの場合は模様や種類にもよりますがセーターなら最低でも完成までに一着数週間は掛かりますのでオーダーメードのみです。 ですので、現在オーダーメード以外の完全な手編みのニット製品は靴下のみを編んでいます。一つ一つ丁寧に手で編まれたニットは機械編みにはない味わいがあります。 使用している毛糸は基本的にエストニア国内産かノルウェー産のウール100%の少し細めの毛糸を使用して作っています。 なぜエストニアとノルウェー産のウールを使用しているのかというと、彼女たちは個人生産者で大量にニットを生産しているメーカーとは違う為、 エストニアとノルウェーのウールの供給元から特殊な色のウールが手に入らない事もあり両方からその時に手に入るウールを使用してニットを作っています。 全ての製品は一つ一つしっかりと細かく編み込んで作られている為とても暖かく丈夫なお薦めのニットです。 効率よく短時間で大量に生産する大きな企業とは全く正反対といえますが、彼女たちの様に生活に根付いたニット編み職人の生活スタイルを尊重しこれからも応援していきたいと思っています。
ソビエト連邦より独立間もない1991年にファッションデザイナーであった Annely
Levandi さんによってデザインセーター等のニット製品
生産会社として設立。豊かで美しく熟した色合い、そして伝統的な編み方と現代的な飾り縫いを合わせた品質の高いノルウェースタイル
のエストニア生まれのレヴァンディーニットは北欧独特の雰囲気を持ったプロフェッショナルデザイナーによるモダンニットです。
セーター、カーディガン、帽子、手袋、ヘッドバンド、ソックス、キャップ、ポンチョ etc 大人から小さなお子さんまで日ごろの生活に対応した実に様々な品揃えで、 おしゃれにも着こなせるまさに北国エストニアの生活の中で育まれた伝統的な製品といえます。 スポーティーでカジュアルなニットのラインナップには風をさえぎる特殊裏地素材を利用した物もあるのでウィンタースポーツのスキーやスノーボード、 スケート等のあらゆるシーンで機能面とデザインの良さが存在感をアピールします。 製品は全て品質の高いウール100%を使用し作られています。カシミアの様な肌触りと柔らかさを持ち、 どれも厚すぎず適度な素材使用量で日本の気候にも良く合うおしゃれなデザインが豊富な品揃えが特徴です。 少し細めの毛糸を細かく編み裏編みで模様を編み込んだエストニア独特の編み柄で、風を通さない分より暖かです。 レヴァンディー社製のニットの生産方法は機械によるオートメーションですが、伝統的な編み柄を実現しています。 レヴァンディー社製の製品はバリエーションが多く同じ柄でもスタイルが微妙に違っていたりスタイルが同じでも色柄や模様が違う物がある ので、商品を見る時のポイントはそれぞれの商品についているシリアルナンバーで見分けられるようになっています。最後の2〜4桁の数 字が色に関するものなので色の見本で製品の実際の色に近い毛糸の色が確認できます。 レヴァンディー社のニット製品のご注文は通常の手数料で購入される場合と、最低受注数25着からの仕切り価格で購入される場合とでご注文フォームが分かれています。 下のそれぞれのリンクからそれぞれのカタログページに行きますので、それぞれページにあるフォームからオンラインでご注文が可能です。 通常の手数料でご購入の場合は製品の種類に限りはありますが一つから即日発送可能な製品がカタログの下の方にありますのでご覧になってみてください。
エストニアの伝統ニット生産者は皆さんの愛情に支えられています
ここのではエストニアで新しく育ちつつある伝統産業の一つである様々なニットをご紹介しています。
北欧製品というと高級で高いイメージもありますが、一部のブランド品は確かに安くはありませんが、全てが高いわけではありませんし、
前述のようにエストニア等の国の製品は北欧製?としてもかなりお手ごろな価格の物が多いです。でも決して品質が悪いわけではありません。
ただ物価と人件費が他の北欧の高い国に比べて安いだけです。
インターネットが発達したこれからはこの様なメーカーや生産者が直接販売するのが増えていくかもしれません。 これは積極的に消費者に直接販売したいと考える生産者やなるべく良い物を安く買いたい消費者両方にとって有り難い事だと思います。 色々な事に翻弄されながらも地道に生産している小規模な生産者がもっと豊かになる為にはどうすればいいか、そんな事を考えていますが、 これをきっかけにガイドブックに出てない様な小さなエストニアの町の人々や文化等に興味を持ってもらって、将来的に交流が深まり、お互いの国や地域の人々に貢献しながらお互いが豊かになれるとしたらいいな〜なんて思ってます。
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